1948-12-23 第4回国会 衆議院 本会議 第21号
○加藤吉太夫君 本員は、日本農民党を代表いたしまして、上程されたる不信任案に対し反対の意を表するものであります。(拍手)なぜならば、新憲法が制定せられて以來初めての憲法第六十九條に基くところの不信任案上程であります。從つて、その意義たるや重大であります。しかるに、その上程されたるところの不信任案は、知性と理性を失つたるところの、不可解なる三党協定によつてやむなく提出されました不信任案でありまして、いわゆる
○加藤吉太夫君 本員は、日本農民党を代表いたしまして、上程されたる不信任案に対し反対の意を表するものであります。(拍手)なぜならば、新憲法が制定せられて以來初めての憲法第六十九條に基くところの不信任案上程であります。從つて、その意義たるや重大であります。しかるに、その上程されたるところの不信任案は、知性と理性を失つたるところの、不可解なる三党協定によつてやむなく提出されました不信任案でありまして、いわゆる
○加藤(吉)委員 そこで肥料の生産面から行きますと、当然割当がふえれば肥料もふえなければいけないのに、そういうような肥料の生産成績から見まして、そういうことが妥当であるかいなかということが案じられるのですが、そのお見込みはどうなのですか。
○加藤(吉)委員 ちよつとお聞きしたいのは、麦の事前割当は済んだと思うておるのですが、昨年度と今年度の割当が、量において増額されたに違いないが、どのくらい増額されたか、ちよつとお聞きしたい。
○加藤(吉)委員 今年の食糧事情から考えましても、二合七勺を維持するために、相当超過供出米に期待しなければならないことは論議されておるのでございます。こういう情勢下において、ただいま御説明になつたような奬励金並びに超過供出代金に対する課税に対しての、すこぶる抽象的な御意見、すなわち嚴正に公平に査定するとか、適正なる生産費は当然差引いてやるとか、こういうような当局のまだるい態度で臨んでおるならば、決議
○加藤(吉)委員 災害によつて補正された場合に、その零細農家が災害を受けた場合は、当然補正の恩典といいますか、恩典に加わるべきものであるという論と、それからその補正は供出する以上の農家に均霑させるものであるという論が起きておるのでありますが、これは農林省としてどういう御方針なのでありますか、お伺いいたします。
○加藤(吉)委員 私は今御説明の中で、炭がま並びに炭の倉庫、これに関して既往の支出がどれだけで、二・四半期でどれだけで、三・四半期でどのくらい予想されるか。その点を林道とともにお聞かせ願いたい。
○加藤(吉)委員 これはまだ第十條が決定にならぬ先に、前回の委員会においても百二十五を許可しておるのであります。こういうような事情でこれは公務員法第六條かと思いますが、誤つた指示によつて相当損害を受けたという解釈が成立つ、そうすると補償せなければいけないということになると思います。その見解はどうなんでしようか。
○加藤(吉)委員 十條に関する改正が撤回になつたのは全國的にたいへんよいと思うのですが、これは撤回になつて各府縣では建物も別々に立つておる、厖大な各部門にわたつて役員を設けて、ほとんど縣ごとに五、六百万円使つてしまつたというような状態で、それが全國的にはどうか知りませんが、統合したいというのがわれわれの希望なんですが、当然これは統合する方向へ行くだろうと思うが、各府縣でどんな通牒を——これに対して何
○加藤(吉)委員 もう一つお願いいたします。私は米價決定が現在賃金ベース、給與と同じあるいはそれ以上に重要な問題であると思う。ところで給與をきめるのについては、政府はすこぶる積極的に、かゆい所に手が届くくらい、人事院など厖大な機構をつくつて、丁重な扱いをしておるのにもかかわらず、われわれ給與以上の重大性を持つ米價の問題について、今年度の米價決定を見ましても、休会中にどこで米價をきめたのかわからない。
○加藤(吉)委員 もう一つ、超過供出についてお聞きしたいのですが、超過供出米の本質は、大体農民の節米によつて出て来る場合、第二には割当の不均衡によつて生れる場合、第三には精農の努力によつて生れる、こういう性質を持つておるのでございますが、今度農林省の指示によつて、補正を受けた部落に対しては、その補正前の額を超過しなければその恩典の三倍買上げに適用されないという通牒を発せられたそうです。その超過供出の
○加藤(吉)委員 私は、需給に関して農相にお尋ねしたいのです。わが國の食糧事情を見ましても、五箇年計画の最終の年次においても三百数十万トン輸入しなければいけないというような食糧事情下におきまして、今年度のさつまいもの都市における配給面を見ましても、消費者側からこれを拒否しておるというようなことが、全図的に起つておるのであります。これは配給計画が悪かつたためにこういうことが起つたのか、もしくは消費者が
○加藤吉太夫君 私は、日本農民党より、災害地対策補正予算に関する決議案に対しまして賛成の討論をいたしたいと思います。今年中に巻き起りました、全國各地の、震災を初めといたしまして風害、水害、旱害、雪害等、ここに数うるにいとまないほどであります。これに対しまして、被害復旧額が、農林省関係におきまして三百億、建設院関係におきまして五百億、合計八百億を越えんとする厖大な災害でございます。これは、國民としてまことに
○加藤吉太夫君 農民党といたしましては不当財産は超党派的というのはもつともだと思いますから、これは互選がよかろうと思います。あとの二つは民自党に上げるのが相当であろうと思います。
○加藤吉太夫君 欠員のままです。
○加藤吉太夫君 米價の。パリティ計算について再質問いたします。その他の点については農林委員会でお尋ねすることにいたします。 二十二年度の米價は、すなわち千八百円ベースのパリティ計算によつてきめられた米價でございます。從つて、給與額が増額されもしくは諸物價が改訂される場合におきましては、当然二十一二年度の米價は、スライド制によつてその差額を還付してもらわなければ無理があると私は思うのでございます。農民
○加藤吉太夫君 私は、農民党を代表いたしまして、救國政治の大本について芦田総理大臣に聽き質すとともに、主として農村問題について所管大臣に答弁を求めたいのでございます。 今日國民は、芦田総理大臣に対して、革新時代における救国政治の方針、芦田総理の創意による新しい政治の動向を望んでおつたのでございます。しかるに何ぞや、芦田総理の演説を聽きますと、多くを語つてしかも何事も語らず式でございます。すなわち、
○加藤吉太夫君 農民党といて財政委員にぜひひとつ仲間に入れていただきたいのです。大事な方にはいつておらぬと非常に迷惑しますので……。
○加藤吉太夫君 承知いたしました。
○加藤(吉)委員 私はこのような具體的な質問はないと考えておるのですが、たとえば第三の質問の強権発動に干興なさるのについて、農民がみそ、醤油の原料である豆、肥料に要する豆、それから木の上に吊つておく草團子、それから水につけておく少量の餅、こういうふうな程度は保有米に換算するのが無理だ、無理でないくらいの見解を、當局が地方警察に御指示になるのがもつともであると私は考える。こういう大事なことに少しも研究
○加藤(吉)委員 私は米穀供出について警察の不當な干渉に関する緊急な質問をいたしたいと思います。目下農村は供出米の最盛期でございます。農村の供出の實情を視察いたしてみますと、ただいまは過重な割當に大なる困雑と混乱を来しておる實情でございます。その原因は、割當の基本であるところの耕地面積が、政府の推定してお定めになつた段別と、もう一つは、各縣から報告した實際の作付面積との食違いをむりやりに押しつけておるのに
○加藤(吉)委員 これは一政令のもとに料飲店の禁止をされておるという小さな問題のようではございますが、片山内閣の重要政策に關連した大きな問題と私は考える。私は片山内閣の一番勇敢な施策の一つであるとしまして、この料飲店禁止に贊成をいたしておるものでございますが、今この陳情のお話をお聽きしましても、これを再開させてみましても、配給竝びに統制品等には關係しない未利用資源を利用してやつていく、また税金の責任
○加藤(吉)委員 私は特別市制に全面的に反對いたしたいのでございます。その理由といたしまして、 第一に、もし特別市制を實施するといたしまするならば、總合的に、いわゆる國土計畫上より考えまして、または都市集中の弊を除くために、または都市人口の制限等より勘案しまして、府縣の廢合と合わせ、地方行政區畫に一大刷新を加える必要があると私は考えるのでございます。 第二に特別市制というのは特別市を意味しておりまして
○加藤(吉)委員 ただいまの御説明で大體わかつたようでもございますが、北海道として開發開拓の機關を設けることは私も必要と感じます。また一面において、日本中の總合的竝びに大規模な開發開拓に關する機構をもつということも必要であると思いますが、ただいまちよつとお尋ねいたしたいのは、北海道において第一次、第二次の機關が今までにあつたようでございますが、第一次、第二次の機關が今までどのような活動をしておつたか
○加藤(吉)委員 その行政警察と司法警察を簡單にその効果を現わすために、ぞうさなくできるのは、縣々において檢事正に、司法警察官の新級任免の權限を委讓さえすれば、差當り圓滑に運營していつて、非常に犯罪の捜査に好都合であつていいのだということを言うておりますが、私もその意見に贊成しておるので、そういうふうになさつたら非常に簡便でいいとも思われるのですが、たやすく分離できると思うのでありますが、その點いかがでありましようか
○加藤(吉)委員 ちよつとお尋ねしたいのでありますが、目下の日本の國情はインフレと統制經濟を濫用して、官吏の方々と警察と財閥とか結託して、百鬼夜行と申しますか、亂世極惡の世相を呈しておることは否むことのできない状態であると私は思います。小さいやみは摘發されまするが、大きなやみはうやむやに葬られがちであるのでございまして、現在知事さんの許可一つで何百萬、何千萬のやみ物資が動くというようなことが始終うわさされておるので
○加藤吉太夫君(続) そうしたならば、四百万石の増收は——明年度の六月の馬鈴薯から増收を始めまして、麦、十月の早場米と、明年必ず増收できる対策でございます。食糧を輸入することに重点を置くよりも、肥料の輸入に重点を置いた方が、再生産として三倍の効果として現われることを忘れちやいけません。(発言する者あり) 第四点、單作地帶の水田に、この秋から明渠、暗渠の排水工事を施行いたしまして、緑肥、麦、馬鈴薯の
○加藤吉太夫君 私は、日本農民党を代表いたしまして、もつぱら生産者の側から見た増産対策を開陳いたしたいと存ずるのであります。 生産者側から見た食糧の根本問題は、端的に農・林・漁村、山村の生産物と、その再生産の必需物資との値段の値開きの均衡を保たせるただ一事であると私は考えております。これによつて増産の意欲を昂揚し、供出の意欲を促進いたしまして、またやみの撲滅をはかることができると私は考えるのでございます